グリー<3632>が大株主のエイチーム<3662>、enish<3667>の大納会株価は?

意識したい期末株価の動向
グリーの業績に大きな課題があるのは報道のとおり。ただ、リンク先記事にもあるようにグリーが進めたリストラとアメリカ向けのコンテンツは好調で、再生の可能性があると考えることもできそうだ。
アプリやゲームの動向は動きが早いため、把握するのが難しいが、対米商戦で為替差益が業績に寄与することも十分に考えられる。

さらにグリーが大株主になっているエイチーム等の期末株価もグリーの決算に影響があるだろう。
グリーは6月、12月が決算で12月25日(月内最終商い日)の株価は12円高の1005円。
エイチームは1月、7月が決算で12月25日はストップ高の7350円。
enishはグリーが第五位の大株主で12月、6月決算で2707円の12円安だった。

さて、仮説を立ててみる。

①エイチームの株価急騰(12月に入り2700円どころから3倍)はエイチームへの単純な評価買いなのか?

リンクの2番目に週刊チャートブックの株価コメントがあるが一部引用すると以下の通り。
===============以下、引用=============================
NHNエンターテインメントとの資本提携を好材料視する動きが継続、LINE関連としての位置づけを高める展開になっている。昨日は第1四半期決算を発表、営業利益は前四半期比71%減益、前年同期比の単独決算比較では83%減益、人件費負担増などが響いて収益は伸び悩んでいるが、先行きへの期待感が勝る状況となっている。(ここまで引用=元原稿は週刊チャートブックの株探サイトより)

足元の業績には課題があり、提携を材料視した値動きと考えることができそうだ。
しかも12月13日以来の株価急騰以来、すぐ取引所から規制が2度に渡って出されているが株価はその影響を受けていない。ということは相当な資金量の投資家が売買にかかわっていると考えられそうだ。

次の仮説は期末要因だ。

②期末要因説
グリーなど大株主にとってエイチームなど投資先の期末株価は重要だ。というのも、グリーの置かれている現在の立場は微妙だからだ。今期(12月末)に再生を印象つけたいだろうということはリンク1の記事を見て、大いに推測できることである。グリーの決算直前のここで投資先の株価が急騰するのは願ったりかなったりといえるだろう。
決算の際、企業の有する金融商品や投資先企業の株価は時価評価なので、業績に課題がある今、投資先企業の12月の、ないしは12月30日の株価が冴えない状態であるより、堅実ないしは値上がり傾向であれば業績に課題がある場合はとりわけ好ましいはずだ。
もちろん、株価操作は刑事罰対象であるため、期末だからといって投資先企業の株価に大株主が影響力を駆使できることはない。
それに、期末に投資先企業の株価が上がっていれば好ましいというなら、enish株のおとなしい展開はこの説に整合しない。
よって、この仮説はグリーにとってエイチーム株の急騰は12月決算のグリー側には、場合によってはエイチームにとってもよかった、ラッキーだったという後付講釈になる。

さて、グリーとエイチーム、enishの大納会株価。
いろいろなシナリオを想定して、予測してみるのも頭の体操として楽しめるかもしれない。