<私の相場観>=外為オンライン・シニアアナリスト 佐藤 正和氏

 外国為替市場は、2014年も円安傾向は続くだろう。

 今後1カ月程度の想定レンジは1ドル=102~106円前後。状況次第では1月にも106円が視野に入る展開もありそうだ。14年を通じてみれば、10月前後にかけ110円も見込めるとみている。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)は今月18日に量的緩和(QE)縮小開始を決めた。決定後、米国株式市場は最高値を更新している。この流れがリスクオン姿勢からの円売り・ドル買いを呼んでいる。資金供給は減らすが、金融引き締めではないという、米金融当局の姿勢は市場に受け止められた格好だ。

 米国が出口戦略に取り組む一方、日本は追加金融緩和の可能性がある状態。日米の金融政策の方向性は異なり、金利差拡大とともに円安は進みそうだ。リスク要因は米国株の急落などだろう。

 ユーロ円の想定レンジは1ユーロ=138~145円。対ユーロでも円安基調は続くと思う。ユーロドルは1ユーロ=1.33~1.39ドル。豪ドル円は1豪ドル=90~95円。95円の円安も見込めそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)