リスク選好姿勢継続も、達成感台頭には注意が必要…!?

株高の連鎖継続 - さらに円売り圧力かかる
※ご注意:予想期間は12月28日と表示されていますが、本日(27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 欧州・英国等が引き続きクリスマスで休場という流動性が戻りきらない状況下、“株高の連鎖”は継続しました。

 当然、リスク選好姿勢も継続となり、日経平均は年初来高値を更新、NYダウは6日連続で史上最高値更新を見せ、一方で米10年債利回りは3%の大台まであとわずかというところまで上昇(債券価格は下落)しました。こうして円には必然的に売り圧力がかかる格好となり、ジワリジワリと104円後半へと続伸しています。
やはりポイントは「105円の大台ラインを巡る攻防」
 このため目前に迫る「105円の大台ラインを巡る攻防」が、本日のポイントということになります。

 オプション絡みの防戦ドル売りオーダーが同ライン手前には展開していると見られることから、仮に上値追いを目指すにしても「何度か足踏みをしながら」と考えるのが自然であり、「一気に突破」というわけには行かないかもしれません。

 一方で105.00円に設定されているオプションの規模は“それほどでもない”との話があり、防戦のドル売りオーダーも“それほど厚くはない”との話が実しやかに流れています。「“株高の連鎖”は本日も継続」「米10年債利回りの3%突破も視野入り」するといった状況では、「105円ライン突破も時間の問題」といえそうです。そうなると次の上値目標は、2007年6月22日からの下落に対する61.8%戻し(105.575円)と考えたいところです。
ただし達成感が台頭するような場合には…
 ただし本日欧州勢がマーケットに戻ってくると見られるところです。このため流動性も回帰してくると見られる中で、本日は週末に当ります。戻ってくる際にどの値位置で推移しているかはわかりかねますが、仮にリスク選好姿勢が継続している状況では「達成感が台頭」してもおかしくなく、「一旦の利益確定売り」の可能性も考えておかなければなりません。

 「越年リスクはそれほど大きくない」が徐々にコンセンサスになりつつありますが、「十分な利益を確保することが可能な円売りポジションが積み上がっている」こともまた事実です。そして本日は「年末を控えた週末」に当たる中で、「流動性も昨日とは異なる」ということになります。

 達成感が台頭するような場合には、本日に関しては「時間の経過と共に上値が重くなり」、「場合によっては想定以上に下押しする局面」への警戒を強めておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.000(大台)
上値4:105.575(07/6/22~11/10/31の61.8%戻し)
上値3:105.465(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:105.185(08/10/8高値、12/20~12/23の161.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:104.978(ピボット1stレジスタンス、大台)
前営業日終値:104.805
下値1:104.491(ピボット1stサポート)
下値2:104.349(12/26安値)
下値3:104.225(12/25安値、ピボット2ndサポート)
下値4:104.113(12/24安値)
下値5:104.004(ピボットローブレイクアウト、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

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