<私の相場観>=グランド・ウィン・パートナーズ 代表取締役 宮崎 康裕氏

 「優遇税制」の年内終了に伴う駆け込み的な売りも終了し、国内では目先的な需給悪化懸念が後退した。新年相場入りとなる1月からは、NISA(小額投資非課税制度)実施に絡む個人投資家の買いが本格的に期待されるうえ、クリスマス休暇明けで外国人投資家の売買増も予想される。日経平均は1万6000円台回復後も強い動きだが、テクニカル的には若干の調整も想定される。それでも1万5500円を大きく下回る調整はないだろう。今後も適度な押し目を入れながら上昇基調が継続すると見ている。

 海外に目を向けても年明けの日程では、2日に発表される米12月ISM製造業景況指数や10日の米12月雇用統計の内容などが注視されるが、米国の景気回復基調に大きな変化はなく、経済指標の内容が目先的にNYダウの動きに大きな影響を与えることはないだろう。

 NISA実施による個人投資家の買いでは、低位の材料株が中心になる。鉄建<1815.T>や東急建設<1720.T>など、株価の調整が一巡したインフラ整備に絡む建設株などは引き続き見直していけそうだ。加えて年明けから本格化する第3四半期決算へ向けて優良株を含めて好業績銘柄も再点検しておきたい。日本電産<6594.T>や村田製作所<6981.T>などに加えて株式市場活況で証券株にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)