<話題の焦点>=日銀短観、大企業製造業のDI改善

 日銀は16日、12月全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業でプラス16と9月調査から4ポイント改善。2007年12月調査以来、6年ぶりの高水準を記録した。

 特に、中小企業の非製造業DIはプラス4と1992年以来、約21年ぶりにプラス圏に浮上したことも注目された。ただ3カ月先の見通しは、大企業製造業がプラス14と改善は一服するとされている。

 日銀短観は、業種別の業況判断DIも発表しており、その内容は投資の際の参考になる。

 個別では、鉄鋼業は足もとのDIが0に対して先行きは5と改善。生産機械も12が22と伸びる見通しだ。造船・重機もマイナス11が同3と悪化幅は縮小。新日鉄住金<5401.T>など鉄鋼株や三菱重工業<7011.T>、三井造船<7003.T>といった機械、造船セクターの関連株は活躍が期待できそうだ。

 また、非製造業では小売りが改善する見通しでイオン<8267.T>やセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>などが注目できる。また、運輸も改善しており日本通運<9062.T>にも期待したい。中小企業のDIの改善で、ジャスダックなど中小型株の上昇が見込める。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)