新日鉄住金など鉄鋼株が高い、粗鋼生産回復と円安で見直し本番へ

 新日鉄住金<5401.T>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>をはじめ鉄鋼株が総じて高い。鉄鋼セクターは業種別上昇率で海運に次ぐ2位に買われている(午後2時20分現在)。主力輸出株や建設株が上昇一服となるなかで鉄鋼株にリターンリバーサル狙いの買いが入り始めており、新日鉄は9月の年初来高値359円払拭を意識する展開にある。世界鉄鋼協会(ワールドスチール)発表による11月の粗鋼生産量(65カ国ベース)は、前年同月比3.6%増の1億2736万トンと15カ月連続で前年実績を上回っただけでなく、11月としては過去最高を記録した。そうしたなか日本の高炉メーカーも円安を味方に競争力を回復しており、今中間期(4~9月期)決算時点での主要鉄鋼各社の経常利益合計額は3200億円を上回り、前年同期比で7.5倍弱という変化率が株価の見直し余地につながっている。また、国内鉄鋼大手と英資源大手のアングロ・アメリカンは14年1~3月期に調達する原料炭価格を13年10~12月期比で約6%安い1トン143ドルとすることで合意したと、27日付の日本経済新聞が報じており、これも株価の支援材料となっているようだ。

新日鉄の株価は14時24分現在353円(△7円)
JFEHDの株価は14時24分現在2513円(△82円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)