<動意株・27日>(大引け)=藤倉ゴム、大幸薬品、サカイオーベなど

 藤倉ゴム工業<5121.T>=4連騰で異彩高。きょうも買い気は衰えず需給相場佳境入りの様相だ。これまで同社株はPER、PBRなど指標面から割安感が顕著なものの、出来高流動性がやや乏しいことで大口の買いが集まりにくく、水準訂正が遅れていた。しかし今週、マグネシウムを使う新型電池を東工大の研究チームと共同開発したと報じられ、これを起爆材料に株価が急動意、売買高の急増とともに元来の割安感がプラスに作用して、短期資金の追随を後押しするかたちとなっている。

 大幸薬品<4574.T>=3日続伸。東京都が26日「インフルエンザの流行が始まった」と発表したほか、鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染した中国広東省深セン市居住の男性が香港の入院先で死亡したことが伝えられた。同社はインフルエンザウイルスを低濃度二酸化塩素ガスで除去する方法について、国内特許を取得しており、低濃度二酸化塩素ガスを主成分とする「クレベリン」の需要拡大を期待する買いが入った。

 サカイオーベックス<3408.T>=3日続伸。13日にもみ合いを上放れ、5日線を支持線に上昇加速。「特定資金の介在観測が継続している」(市場関係者)という。信用倍率は2.6倍と買い長ながら、売り買いともに厚みを増しており需給妙味も増幅中の格好。「高値警戒感が出ている半面、年末特有の短期資金主導の相場色彩が強まるなか、まだまだ激しい値動きが続くことになりそう」(中堅証券)との見方が多い。

 ハイデイ日高<7611.T>=大幅続伸。同社は「中華食堂日高屋」で低価格路線を武器に積極的な出店戦略を継続。同社が25日発表した13年3~11月期の最終利益は前年同期比3.5%減の16億8100万円と減益だったが、これは業容拡大戦略の一環で主力工場の増設に伴う減価償却費が増加したことが要因。展開しているラーメン店は客足をとらえており、売上高は前年同期比8.1%増の237億4800万円と高い伸びで増収を確保している。

 日精エー・エス・ビー機械<6284.T>=大幅高。株価は11月に1840円どころで典型的な二点底を確認したあと一気に上昇加速、時価は5日移動平均線を足場に一段と買い気を強め、ボリンジャーバンド上限(プラス2シグマ)をブレイクする強調ぶりをみせている。中国や台湾などアジア向けを軸にペットボトルなどの射出成形機の売り上げ拡大に注力。インドでは金型工場を増強し射出成型機の生産シフトを図っている。

 帝国繊維<3302.T>=3日続伸。同社は26日、13年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の300億円から328億円(前期比3.0%減)、営業利益は50億円から69億円(同19.7%増)に、最終利益は30億円から44億円(同28.0%増)にそれぞれ増額しており、これを評価する買いが優勢だ。防災意識の高まりを背景に、電力会社をはじめ民間企業向けの大型防災資機材の売り上げが会社側の想定を上回って推移している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)