<私の相場観>=ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕 治好氏

 2014年の株式市場は13年の好地合いを引き継いで基本的には堅調な相場が見込めそうだ。証券優遇税制の廃止を懸念視する向きもあるが、利益にかかる税金が元に戻るということだけで、株式投資から撤退しようと考える人は希少だろう。一方でNISAが始まることで、これまでよりも投資家の裾野は着実に広がる。投信経由の個人資金流入も含めて、相場の下支えに機能しよう。

 また、買い主体として期待されるのは外国人の存在だ。ここまでのアベノミクス相場を牽引した海外マネーも5月までは理想買いの域で、短期での利ザヤを狙ったものが主流だったが、5月の波乱を経て買い直してきた資金は年金やミューチュアルファンドなどの足の長い資金とみられる。そして、14年相場では後者の資金が引き続き東京市場に上陸してくるとみており、上昇シナリオの主役を担うと考えている。

 日経平均は4月にかけて消費増税を意識した買い手控えからいったん軟化し、1万4000円前後までの下値も想定される。しかし、その後は企業業績の回復を底流に再浮上し、年末には2万円を目指す展開を予想する。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)