<動意株・30日>(大引け)=ペガサス、ラサ工、USENなど

 ペガサスミシン製造<6262.T>が急騰し、一時ストップ高。同社は工業用ミシンを製造、中国向け売上比率が高いが、「一時、安倍首相の靖国参拝で中国関連株への悪影響も予想されたが、前週を通じて建機など代表的な銘柄への売り圧力がそれほどでもなく、むしろ空売りの買い戻しを誘う状況」(市場関係者)という。同社株は現物信用銘柄で空売りによる踏み上げ素地はないものの、仕手性の強い材料株として個人投資家から人気があり、中国関連株巻き戻しの延長線で買いを誘発したかたち。

 ラサ工業<4022.T>=急伸。実質新年商いとなった26日に前後して、新年相場のテーマとして意識される建設関連株に再び資金が向いている。特に2027年の開業を目指すリニア中央新幹線関連として、総工事費9兆円の大半を取り込むとみられるトンネル関連株への物色人気が顕著だ。同社は中堅化学メーカーに位置するが、機械部門で掘削機を手掛けており、トンネル関連株の一角として人気素地がある。また、破砕機械では放射能除染分野での引き合いが期待される。

 USEN<4842.T>=大幅高で400円台を回復。時価は08年7月以来、約5年半ぶりの水準。株式需給面での思惑が根強く、光通信<9435.T>が同社株式を継続的に買い増していることに注目する向きが多い。光通信は前週末27日受付現在で、同社株式保有を前回比1.23%増となる16.44%まで増加させている。また、JPX400指数採用銘柄としても注目されており、年明け以降にファンド筋など機関投資家によるインデックス連動を目的とした買い需要が期待されている。

 セイコーホールディングス<8050.T>=3日ぶり反発。29日付の日本経済新聞で、傘下のセイコーウオッチが、先端商品や高額の腕時計などを幅広くそろえてブランドイメージを発信する直営店を米国に初めて出店すると報じられたことを材料視。記事によると来年5月にオープンする予定で、好調に伸びる北米市場の需要を取り込む狙いがあるという。今後は米国の他都市への出店も検討するとしていることから、北米需要の取り込み強化による業績寄与などが期待されているようだ。

 ニプロ<8086.T>=反発。27日に、医療用電子機器の自社製造を推進するため、医療用電子機器・器械を製造する子会社を山梨県甲府市に設立したと発表。これによる業績への寄与などを期待した買いが入っている。これまで、 ディスポーザブル医療機器や医薬品を中心とした医療製品の製造販売を展開してきたが、医療がより高度化する一方、医療費抑制の要請もあることから、患者や医療従事者のニーズにより的確に対応するためには、医療器械を含めてシステム化された製品・サービスの提供を行う必要があると判断したことから、新子会社設立を決めたとしている。

 GCAサヴィアン<2174.T>=急反発で12日ぶりに4ケタ大台を回復。12月17日の915円と12月25日の916円を二点底に、短期資金攻勢観測のなか、にわかに浮上気配を強めている。独立系でM&Aコンサルティングに展開。米国など国際案件で強みを持っていることが特長。13年12月期はコンサルティング収入が復調しているほか、優先株投資の回収が利益を押し上げている。※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)