各国株価下落、米長期金利低下で円買い強まる

FRB幹部の講演を受けた動きに注目
昨日の海外時間には、各国株価が下落し、米長期金利が低下したことからリスク選好の動きが後退して円が買い戻されました。

欧州時間、発表されたユーロ圏・12月製造業PMIは予想どおりでしたが、利食い売りが優勢となって欧州株が下落し、米長期金利も一旦は上昇したものの、すぐに下落に転じました。発表された英・12月製造業PMIが予想を下回ったこともあって全般的にリスク選好の動きが巻き戻され、ドル買いが強まって、ドル円は105.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.3670台まで、ユーロ円は144.10円付近まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・新規失業保険申請件数は予想よりもやや強かったもののあまり材料視されず、欧州時間の流れを引き継いで、ユーロドルは1.3630台まで下落幅を拡大しました。一方、米長期金利も一段と低下し、日経平均先物が下落幅を拡大したことから円買いが強まって、NYダウが寄り付きから下落したことも手伝って、ドル円は104.60円台まで、ユーロ円も142.90円付近まで下落しました。

その後一旦ポジション調整の動きでドル円は105.00円台まで、ユーロ円は143.50円台まで、ユーロドルも1.3670台まで買い戻されましたが、NY時間午後にはいってNYダウと米長期金利がさらに下落したことから、ドル円は104.50円台まで、ユーロ円は142.80円台まで再び下落しました。

アジア時間にはいっても、日本が休日で薄商いの中、発表された中国・12月非製造業PMIが予想を下回ったことなどから日経平均先物が16000円を割り込む動きとなって、円の買戻しが一段と強まり、ドル円は104.10円台まで、ユーロ円は142.20円台まで下落しました。

今日の海外時間には、英・12月ネーションワイド住宅価格、英・12月建設業PMIの発表と、プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁、スタイン・米FRB理事、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、バーナンキ・米FRB議長の講演が予定されています。

昨日は正月明けで薄商いの中予想以上の動きとなりました。昨年末クリスマス前後に例年よりも大きく動いた反動とも考えられます。今晩は多数のFRB幹部の講演がありますので、それらを受けて下落している株価や米長期金利がどう反応するかで為替相場も左右されると予想できます。