藤倉ゴムが急反落、寄り直後の大口売りでバランス崩す

 藤倉ゴム工業<5121.T>が急反落、一時1081円まで売り込まれた。マグネシウムを使う新型電池を東工大の研究チームと共同開発したと報じられたことを起爆材料に、前日まで6日連続ストップ高と異彩の急騰劇を演じていた。しかし、きょうは朝方カイ気配でスタートし、前日比220円高で寄り付いたが「そこで大口の売りが出てバランスを崩した」(市場関係者)格好となった。
 9時半前に1300円を割り込んだところで、リバウンド狙いの押し目買いにいったん底を入れ切り返す動きをみせたが、「これに追随した買いがこれまでのように続かなかった」(同)ことから、再び見切り売りを加速させた。東証が昨年12月30日に信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表したものの、大発会はそれをものともしない鮮烈な上げ足をみせていたが、一方通行の上昇に対する潜在的なリスク認識は浸透していたとみられる。もっとも「特定資金が完全に売り抜けた形跡もみられない」(同)ことからその後は1200円近辺まで下げ渋り、リバウンドへの余韻を残している。

藤倉ゴムの株価は11時30分現在1254円(▼66円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)