あす(8日)の株式相場見通し=調整一巡で切り返しへ、米雇用統計控え買いも限定

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 あす(8日)の東京株式市場は、新年相場の出足2日間で大幅な調整を入れたことから日経平均株価は3日ぶり反発に転じそうだ。
 前日の大発会は値上がり銘柄数が過半を占めているにもかかわらず、日経平均が400円近い下げをみせるという、実態と指数とのカイ離が著しい相場だったが、きょうは全体の約7割の銘柄が下落し、むしろ前日よりも調整色の強い展開となった。しかし、これにより全体の過熱感はかなり払拭されている。今週末に米12月の雇用統計発表を控えているだけに、積極的な買いは入れにくいが、米量的緩和の縮小は既に決定しており、またこれに対するマーケットの反応、立ち位置も確保されていることから、それほどの波乱要素をはらんでいるとも思えない。米国株市場の動向と中国株の動向、そして為替市場をにらみつつの展開ながら、個別株ベースでは循環物色の流れは継続しそうだ。
 売買代金が2兆円を超える日が常態化しており、NISA効果を底流に個人投資家の市場回帰は心強い材料だ。市場エネルギーが自然体で増えていることは、下値の買い板を厚くする。一方、当面は裁定解消売り圧力も意識され、急速なリバウンドも見込みにくい。
 日程面ではエービーシー・マート<2670.T>、スター精密<7718.T>などの決算発表が予定されている。海外では12月に開催したFOMC議事録の開示や、米12月のADP雇用統計発表、米10年物国債の入札を控える。また、英国ではBOE金融政策委員会が行われる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)