渋谷工が一時S高で東証1部値上がりトップ、仕手材料株人気が再燃

 渋谷工業<6340.T>が続急騰、一時値幅制限いっぱいに買われる人気ぶりで東証1部値上がりトップに買われた。同社は本拠地の金沢で製造ラインを新設して細胞培養機器の量産を図るなど、再生医療関連の有力株としての位置付けで投機資金が集中、昨年8月に仕手化様相となり、株価を初動時から3倍化させた。理化学研究所発ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所)、ニコンとともに17年度をメドに「細胞シート」の量産装置を開発する方向にあることが伝えられ、これが株価急騰の原動力となったが、8月に3000円大台手前で天井を打ち、以降3カ月間にわたる調整局面に移行していた。
 昨年12月に入ってから波動が変わり、1600~1800円のゾーンでもみ合いを続けていたが、満を持して一気に上放れる展開となっている。政府は14年度から5年間にわたり、医療や素材など最先端の研究を支援する基金創設の動きをみせている。そのなか目の難病である「加齢黄斑変性」を、iPS細胞を使って治療する臨床計画が厚生労働省によって承認されており、同社はヘリオスと連携しその一翼を担う銘柄と目されている。

渋谷工の株価は10時39分現在2335円(△235円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)