”お年玉もデフレ脱却!?”で注目の銘柄

お年玉支出総額 "過去4年間で最高に"
 年末年始は遠方への国内旅行需要が盛り上がるなど、贅沢な正月休みを過ごした人が多かったようだが、数年来減少傾向が続いていた子どもへのお年玉も低下に歯止めがかかったと予想される。アベノミクスによる経済効果と正月気分でお年玉をあげる親の財布のひもも緩んだと考えられ、玩具やゲーム、ゲームセンターなどのアミューズメント施設の売り上げにも影響がありそうだ。

 お年玉の額は各家庭の事情によって違うが、一般的な相場は乳幼児から園児、小学1~2年生が1000円、小学3~4年生は3000円、小学5~6年生で3000~5000円、中学生~高校生5000~1万円と言われている。

 昨年末に住信SBIネット銀行が行ったアンケート調査によると、今年お年玉をあげる額を増やす人は25・2%、変わらないは69・7%と前年とほぼ同じ結果になった。ただ、お年玉の支出総額は2万7328円と前年の2万6143円から1185円増え過去4年間で最高になった。

 お年玉の額を増やすと答えた人の理由は、前年と同じく「あげる人の年齢が上昇した」が最も多かった。一方、減らす人の理由は「あげる人の数が減った」が79%を占め、「節約のため、貯金に回すため」と答えた人は全体のわずか5%で、前年の14%から9ポイントも低下した。

以下、子どものお年玉増加でメリットを受けそうな銘柄をピックアップした。
お年玉増加の注目銘柄ピックアップ
 ◎タカラトミー~トミーとタカラが合併し誕生した玩具大手。トミカ、リカちゃんなどで知られ、カプセル玩具、玩具菓子、キッズ・ベビーアパレルなど玩具周辺製品も扱う。年始商戦は「お年玉で好きなおもちゃを自分で購入するお子様向けに、低価格ラインとおじいちゃんおばあちゃんがお年玉としてあげやすい3000円前後の商品も充実している」(広報)という。

 ◎バンダイナムコホールディングス~バンダイとナムコが経営統合した総合エンターテインメント企業。キャラクタービジネスに優位性を持ち、玩具、カードなどトイホビーと業務用ゲーム機、家庭用ゲームソフト、ソーシャルゲームなどコンテンツ開発、アミューズメント施設も運営する。

 ◎サンリオ~キャラクターライセンサー大手で、オリジナルキャラクターグッズを全国のサンリオショップやコーナーで販売。「ハローキティ」をはじめ「マイメロディ」「シナモロール」など知的所有権をベースに海外へも事業を広げている。年始商戦も「販売戦略は常に一貫しており、スモール・ギフト、ビッグ・スマイルの哲学に基づき思いやりや感謝の気持ちを伝える」(山口英雄執行役員広報・IR室室長)という。

 ◎任天堂~家庭用ゲーム機大手。ソフト開発にも強く、ハード・ソフトを両輪で展開する。代表作「スーパーマリオブラザーズ」をはじめとしたシリーズに加え、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」や据置型ゲーム機「WiiU」で幅広い層のユーザーを開拓。

 ◎ソニー~新型家庭用ゲーム機「プレイステーション4」が世界中で人気。グループのソニー・コンピュータエンタテインメントは米国とカナダで発売後24時間で100万台以上を販売しており、国内販売拡大に期待(2月22日発売)。

 ◎ラウンドワン~ボウリングやゲーム機器、カラオケ、各種スポーツ、ビリヤード・ダーツなど屋内型複合レジャー施設を全国展開。店舗数は米国含め110店を超え、アミューズメント施設業界売上高ではセガサミーHDを抜きトップに立つ。

 ◎アドアーズ~メダルゲーム場など遊技施設チェーンの運営大手。子会社のブレイクがアミューズメント向け景品の企画・製造・販売を行い「お子様やファミリーが入りやすい明るい店づくりを心掛けている」(IR・広報)としている。