<動意株・8日>(前引け)=渋谷工、足利HD、ラクオリア創薬

 渋谷工業<6340.T>=一時ストップ高。同社は本拠地の金沢で製造ラインを新設して細胞培養機器の量産を図るなど、再生医療関連の有力株としての位置付けで投機資金が集中、昨年8月に仕手化様相となり、株価を初動時から3倍化させた経緯がある。理化学研究所発ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所)、ニコンとともに17年度をメドに「細胞シート」の量産装置を開発する方向にあることが伝えられ、これが株価急騰の原動力となったが、8月に3000円大台手前で天井を打ち、以降3カ月間にわたる調整局面に移行していた。

 足利ホールディングス<7167.T>=続急伸。上場初日はカイ気配スタートで公開価格比56円高の476円まで上値を伸ばしたが、その後は換金売りに株価は軟化傾向にあった。しかし、12月27日に、自己株式(第1種優先株式)の取得とその消却を発表したことを材料に切り返している。株価は青空圏飛翔の展開で戻り売り圧力から解放されていることも強みだ。
 
 ラクオリア創薬<4579.T>=ストップ高。7日の取引終了後に、同社が創出したモチリン受容体作動薬の物質特許に関して米国で特許査定を受けたと発表しており、これを好感した買いが殺到している。モチリンは消化管ホルモンの一つで、胃や腸の伝搬性収縮運動をつかさどり、消化管機能の恒常性維持に重要な役割を果たしている。同社が創出したモチリン受容体作動薬は胃不全麻痺や術後イレウス、機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)など複数の消化管運動障害が関わる疾患の画期的新薬として期待が高まっているようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)