米雇用統計発表を控え104円台での取引続く

FOMC議事録に注目
昨日の海外時間、ドル円相場は米長期金利、各国株価を睨んで上下しましたが、引き続き104円台での取引が続きました。

欧州時間序盤、寄り付き直後の欧州株がやや下落し、日経平均先物も売られたことから円買いが強まってドル円は104.20円台まで、ユーロ円は142.00円付近まで下落しました。しかしその後発表された独雇用統計が予想よりも良い結果だったことや、ユーロ圏消費者物価指数などが予想の範囲内だったことからドイツ株を始めとして各国株価が上昇し、ユーロ買いが強まる中、米長期金利も上昇したこともあって円売りも強まり、ユーロドルは1.3650台まで、ユーロ円は142.50円台まで、ドル円も104.40円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・11月貿易収支で予想よりも赤字が少なかったことなどから各国株価が上昇する中全般的にドル買いが強まって、米長期金利も再び上昇したことからドル円は104.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.3590台まで反落しました。しかし、米長期金利が反落する展開となるとドル売りが強まり、ドル円は104.30円台まで反落し、ユーロドルは1.3640付近まで上昇しました。

NY時間引けにかけては、ドルがやや買い戻され、ドル円は104.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3610台まで下落しました。

東京時間にはいってからは日経平均と米長期金利が上昇しているから円売りが強まって、ドル円は104.90円台まで、ユーロ円は104.90円台まで上昇しています。

今日の海外時間には、独・11月経常収支/貿易収支、ユーロ圏・11月小売売上高、ユーロ圏・11月失業率、独・11月製造業受注、米・12月ADP民間雇用者数の発表のほか、米FOMC議事録の公表が予定されています。

依然として104円台を中心としたレンジ取引が継続すると考えられますが、今晩は量的緩和縮小を決定した12月分のFOMC議事録の公表に注目が集まるでしょう。前回の声明では政策目標の軸足をこれまでの失業率からインフレ率に移しましたが、さらに閾値の変更などの可能性がどの程度あるのか、また今後の緩和縮小ペースに関してどのような議論があったのか、など、議事録の内容をうけた米長期金利や株式市場の反応が大きなものになれば、ドル円も104円台を中心としたレンジ取引きから抜け出す可能性があります。