ADP全国雇用者数とFOMC議事録=外為どっとコム総研 神田卓也

105円台を回復
東京市場のドル/円は、日本株の上昇とともに強含みで推移。105.000円にワンタッチした後は一旦伸び悩んだものの、16時過ぎには再び105円台まで上昇するなど堅調地合いとなっている。
高値更新のカギはADPとFOMC議事録
今後、105円台に定着して2日に付けた高値105.440円を更新できるかについては、米12月ADP全国雇用者数(22:15)とFOMC議事録(28:00)がそのカギを握っていよう。
ADP全国雇用者数が予想を上回れば、10日(金)の米12月雇用統計への期待が高まり、ドルを押し上げる事になりそうだ。その場合、株価と長期金利が上昇するようなら、105.440円の高値を更新する事も考えられる。
反落リスクへの備えも・・・
ただ、ADP全国雇用者数の事前予想は20.0万人増と、昨年平均(1~11月)の17.1万人増を上回っており、やや期待先行の感は否めない。
FOMC議事録は、予想外の量的緩和縮小(テーパリング)を決めた12月17・18日の議事録ではあるが、ハト派が多数を占めるメンバー構成を考えると、議論の内容に「テーパリング開始」以上のサプライズが含まれている公算は小さい。両イベントともに、ドル/円が105円前後という高値圏にある中で発表されるだけに、反落リスクへの備えも必要だろう。