FOMC議事録に注目

今後のヒントはあるのか?
日のNY時間に、米FOMC議事録が公表されます。

今日公表されるのは、金融緩和の縮小が決定された12月のFOMCの議事録です。この時の声明では、それまで失業率とインフレ率の上限を金融緩和継続の目安としていたところに、インフレ率の下限を加えるといういわゆるフォワード・ガイダンスの強化を行いました。

金融緩和は、リーマンショックなどで落ち込んだ雇用の回復が大きな目的でしたが、現在までに失業率は予想以上のペースで改善してはいるものの、このところの急激かつ継続的な労働参加率の低下から、失業率の改善ペースが必ずしも経済全体の回復のペースと一致していない可能性が高くなっています。またアメリカだけでなく、欧州なども含めてディスインフレが問題となっていて、その面からも緩和的な金融政策を維持する必要性があります。

そんな状況の中緩和縮小が決定された12月のFOMCですが、一部で予想されていた、失業率目標の6.0%などへの下方修正や、超過準備預金への付利の引き下げなどといったよりはっきりした措置が取られなかったこともあって、FOMCのスタンスがややタカ派的になってきているのでは、との疑念もあります。

したがって今晩発表される議事録では、追加的な措置に対する委員会のスタンスのヒントになるような記述があるのかが気になるところです。また、今後緩和縮小が市場参加者の予想通り毎月100億ドルずつ縮小されるのか、それともそうではないのか、などという点に関しても何か示唆されているか、という点も注目点のひとつです。

議事録発表後にどういった反応になるのか予想することは非常に難しいですが、為替市場は米長期金利と株式市場の反応を見て動くことになると考えられます。