一段の雇用指標改善に期待し、NYダウは続伸を想定

8日のNY株式市場は、緩和的な金融姿勢維持と米経済拡大期待が持続的な株価上昇につながるとみている。
時間外取引のCME米国株式指数先物は小幅ながら続伸、東京株式市場の一段高、米ボストン連銀総裁の発言を引き続き材料視すると考えている。
為替は堅調な欧州圏経済指標だけでなく、ECBの追加緩和見送り観測も手伝っている格好、今晩発表の米ADP統計の結果に期待が先行しているようだ。
もっとも、ここまで低調に推移していた株価動向が息を吹き返したことも好材料のひとつだが、ADPの発表前にボリュームが伴っていることは好材料。
ADP雇用統計の結果が市場予想を下回ることもあるかもしれないが、ボストン連銀総裁発言を機にリスク選好姿勢が強まっていることを現実問題として直視する必要がありそうだ。
今晩予定のイベントは米国でADP雇用統計、ユーロ圏ではドイツ製造業受注、ユーロ圏小売売上高が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国で週末のNFPや失業率の前哨戦的な意味を持つADP統計が発表される。
市場予想の範囲内で通過すれば、一段安を想定するのではなく、無難にリスク選好色を強めるのではないかと考えている。
ECBは既に一段の緩和策見送りという観測的な内容が伝わっており、それをコンセンサスとした動きが先行している。
今晩欧州で発表予定のユーロ圏失業率やドイツ製造業受注、ユーロ圏小売売上高が無難に通過すれば、ユーロロングの動き継続がポジティブな方向に向くと考えている。
懸念しておくべきは寒波の影響が天然ガスなどの一段の高騰、景況感悪化懸念につながる恐れも
16時半にスタートした日経平均先物は反落、欧州市場オープニング後は経済指標の結果待ちという流れになっている。
為替はドル買い、ユーロ買いの様相を強めているが、昨日とは一転欧米ともに低調な経済指標の結果となれば、反落する可能性もゼロではない。
しかしながら、ECB理事会も無難な通過が前提として働いており、米国の緩和的な金融政策が再度広がり始めている現状でショートに転じ難い状況とみている。

ただし資源価格高騰が景況感に影響する可能性はある、原油価格の上昇要因が寒波の影響だとすれば明日の天然ガス在庫統計に警戒が広がりやすい。
仮に警戒感が広がったとしても、資源関連の上昇が株価指数の上昇を下支えするだろう。
したがって今晩のNYダウは続伸を想定も、日経平均への影響は資源関連の上昇が寄与かそれともハイテク主導かで様相が変わりそうだ。