TOPIXがひと足先に昨年来高値更新

買い意欲旺盛で続伸、1ドル=105円台の円安追い風
 8日の東京株式市場は、前日の欧米株上昇や、円安・ドル高進行を好感し、買い優勢で上げ幅を広げる展開。日経平均株価終値は、前日比307円高の1万6121円と大幅反発し、高値引けとなった。東証1部の売買高は30億3469万株と、昨年12月13日のメジャーSQを除くと11月22日以来の30億株台乗せとなった。

 7日までの続落地合いと打って変わって、値上がり銘柄数は1581、値下がり銘柄数は140、変わらずは56銘柄となり、東証1部全体の9割弱の銘柄が上昇する全面高様相となった。この結果、TOPIX(東証株価指数)が日経平均株価よりもひと足先に大納会12月30日につけた高値1302.29を上回り、1306.23と昨年来高値を更新した。

 12月後半の急上昇局面では、市場関係者から「株価指数先物主導での日経平均株価偏重の上昇」との声も聞かれたが、年明け2日間での476円もの調整を経て、指摘されてきた歪みもかなり正常化してきているようだ。

 8日の予想以上のボリュームを伴っての上昇の背景には、主力銘柄への外国人からの大口買いがあったようだ。引け後に東証が発表した昨年12月第4週(24~27日)の投資部門別株式売買動向では、外国人投資家が4474億円と9週連続の買い越しとなった。これで、昨年末大納会(30日)の1日分の取引分を除いた、昨年年間での外国人投資家の買越額は15兆583億円と15兆円の大台に乗せた。

 あす(9日)の東京株式市場は、買い意欲が継続する可能性が高く、日経平均株価は続伸となりそうだ。外国為替市場では1ドル=105円台へと再び円安・ドル高が進行していることも株価上昇への追い風となりそう。