外為サマリー:1ドル104円88銭前後の横ばい、米雇用統計控え模様眺めも

 10日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=104円88~89銭近辺と前日午後5時時点に比べ変わらずで推移。対ユーロでは1ユーロ=142円71~75銭と同6銭の円安・ユーロ高となっている。
 円相場は104円88銭前後で横ばい。この日発表される米12月雇用統計の発表を前に手控え気分が強まっている。前日発表された米新規失業保険申請件数(前週分)は、33.0万件と市場予想(33.5万件)に比べ雇用状況の改善を示すものだった。この日明らかになる米12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が19.5万人増との予想が出ている。11月の20.3万人増から若干減少するが、水準は高く市場予想前後の雇用者数の増加となった場合、量的緩和縮小のピッチが速まるとの観測は強まりそうだ。ただ、シカゴ通貨先物で円ショートポジションが膨らんでいることを気にする見方もあり、「雇用統計の数字が伸び悩めば、一気に円高方向に振れる可能性も」(アナリスト)と指摘する声もある。
 ユーロは1ユーロ=1.3605~06ドルと同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。9日の欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利は0.25%で据え置かれた。ドラギ総裁が、会見で長期にわたり低金利を維持する姿勢を強調したことを受け、前日の海外市場では一時、1.3540ドル台と1カ月ぶりのユーロ安水準をつける場面があった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)