ついに米雇用統計…、上値ブレイクへの期待は大きい…!!

米雇用統計を睨みだ小動きがメイン
※ご注意:予想期間は1月11日と表示されていますが、本日(10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 米雇用統計を翌日に控えるスケジュールということから上値が重い中、依然として下値も堅く、昨日は想定通りの揉み合いに終始しました。

 「欧低金利政策の継続を示唆」とフォワードガイダンスを強化したドラギ・欧州中央銀行(ECB)総裁コメントでユーロ売りが加速したり、「ポジション調整的な米長期金利低下」からドル売りをもたらされたりする場面もありましたが、想定レンジ(104円半ば~105円前半)からはみ出すことはありませんでした。
QE絡みから、今回はいつにも増して…!?
 こうした中で本日は、注目の米雇用統計を迎えます。

 一昨日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で「14年後半にも買い入れを終了するのが適切」との意見が多数を占めたことが明らかにされており、今後は徐々に「米景気の回復具合」から派生する「QE縮小の加速度合い」へとマーケットテーマが移行していくと考えるのが自然となります。そして「QE縮小は用心深く進める」とされていることから、米経済指標の好悪、とりわけ米雇用統計の好悪は重要性がさらに増すと見られるところです。
“3ヶ月連続の+20万人超”がポイント
 前哨戦とされたADP雇用統計(民間)は2ヶ月連続の20万人超、ISM製造業/非製造業景況指数の構成項目である雇用指数も共に好内容であり、昨日発表された前週分の新規失業保険申請件数まで33.0万件に減少(改善)しています。このため米雇用環境を巡る回復期待は維持されており、非農業部門雇用者数は前月並みの+20.0万人前後の数値が予想されています。

 仮に3ヶ月連続の+20万人超という結果ならば、「米景気回復⇒QE縮小加速」との思惑はさらに膨らむことになり、拡大する“日米金融当局の立ち位置の違い”と相俟って2007年6月~2011年10月の61.8%戻し(105.575円)を突破を目指す“さらなる上値追い”が期待されるところです。
“にわか上値期待”が盛り上がっていない分だけ、上値への期待は大きい…!!
 もちろん届かなければ(予想を下回れば)逆の動きになると見られることから楽観は出来ず、仮に上記シナリオ通りになったとしても「QE縮小加速⇒NYダウ下落⇒リスク回避で円買い」と変遷する可能性も拭えません。しかし「期待が高まる材料が揃ってきている」にも拘らず「“にわか上値期待”が盛り上がっていない」という状況を鑑みると、最も警戒しなければならない「噂で買って、事実で売る」という懸念が浮上する可能性は“今回に関しては低い”と考えることが出来るからです。

 結果は水物ですので決め打ちすることは出来ませんが、上値ブレイクに大きな期待をかけたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.575(07/6/22~11/10/31の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:105.441(1/3高値)
上値3:105.288(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:105.119(1/8高値)
上値1:105.050(1/9高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.816
下値1:104.673(日足・一目均衡表転換線)
下値2:104.512(1/6~1/8の50%押し、1/9安値、ピボット1stサポート)
下値3:104.368(1/6~1/8の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:104.278(20日移動平均線)
下値5:104.160(1/7安値、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:17 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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