2週間続いた調整も最終局面

10日のNY株式市場は、寄り付き前の雇用統計通過を好感した買い優勢になるだろう
時間外取引のCME米国株式指数先物は反発、昨日の反動とは言え欧州株式市場も反発スタートと巻き戻しの動きが優勢となっている。
今晩に今週最大の注目イベント、米国の雇用統計が発表を予定しており、無難な数値で通過すれば株式市場は穏やかな展開に終始すると思われる。
先日のADP雇用統計については無反応であったが、既に前日のマーケットで大幅高直後と考えれば、今回はストレートに反応するはずだ。
市場予想上回れば債券買い入れ縮小のペースが加速すると言う見方があるものの、すでにFRBは失業率が一段と改善した際の予防的なコメントが入っている。
発表直後は大きくブレるかもしれないが、落ち着けば、これまでの経緯からネガティブな結果となっても買い方優勢に展開するとみている。
今晩予定のイベントは米国、カナダで雇用指標の発表、欧州では英国で鉱工業生産が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国とカナダで同時刻に雇用統計が発表され、為替、債券、株式先物すべてが動意付くだろう。
市場予想はADPの大幅改善もあり上方修正しているとの見方、すでに織り込まれているとなれば、仮に市場予想下回っても大きな反応はない。
大幅改善イコール債券買い入れ縮小の声もあるが、すでに軸足を低インフレ対策に舵を切っており、今後は雇用よりもCPIの結果を重視することになるかもしれない。
したがって、大幅改善は米国景気拡大期待、市場予想以下は現状維持の緩和姿勢につながるので、上昇幅は別として巻き戻しの上昇とみるべきだ。
週末は優位に働いたサイドの反対売買が行われやすいとなれば、下値不安は限定的と考えている。
警戒すべきは中国株安、アルコア時間外下落で資源関連が足かせになることも
16時半にスタートした日経平均先物は小幅高、22時半まで1カイ2ヤリのような展開が続くだろう。
今晩のマーケットについては楽観的にみているが、仮に外部環境で警戒度を強めるなら中国株安が影響するかどうか。
ハンセン市場は小幅に上昇も、中国の景気に先行き不透明感がマーケットに影響すれば、アルコアの下落もあり、利確優勢に働く可能性はある。
しかしながら、昨年末以降どちらかと言えばさえない動きが続いていたNY株式市場の動向を思えば、雇用統計を通過することが一番のポジティブ材料となるだろう。
来週以降の相場を鑑みれば、指標の大幅改善、中国の影響はないという流れが東京市場にとって理想的な展開。
今晩の結論はダウの反発で終了、市場予想以下でも緩和維持の買い、市場予想上回れば景気拡大期待の買いにつながるはずだ。