東京株式(寄り付き)=米株急落、円高嫌気して大きく売り先行

 14日の東京株式市場は売りが大きく先行して始まり、寄り付きの日経平均株価は前週末の大証の終値を大きく下回るシカゴ日経平均先物にサヤ寄せするかたちで前週末比254円安の1万5657円と急反落。注目された10日発表の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比7万4000人増と市場コンセンサスを大幅に下回る結果となり、米景気の先行きに不透明感が台頭した。前日の米国株市場でもNYダウが179ドル安と大幅安で4日続落しており、にわかにリスク回避ムードが広がっている。また、外国為替市場では円が買われ、1ドル=103円台攻防と円高・ドル安の流れにあり、これも輸出株を中心に買い手控え要因となっている。ただ、寄り前に財務省から発表された11月の経常収支と貿易収支はともに赤字で、貿易収支は1兆2543億円の赤字と11月としては過去最大だったことから足もとは円安傾向に振れており、これが全体相場の下値を拾う動きにつながるかが注目される。業種別には全面安で、値下がりで目立つのは証券、精密機器、保険、鉱業、倉庫など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)