外為サマリー:1ドル103円前半の大幅な円高、米雇用統計は不振で円買い強まる

 14日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=103円26~27銭近辺と前週末午後5時時点に比べ1円70銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=141円14~18銭と同1円75銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円相場は103円前半の大幅な円高で推移。10日発表された米12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月に比べ7万4000人の増加にとどまった。市場予想の19万7000人を大幅に下回ったことから、米量的緩和(QE)の縮小ペースが緩やかになるとの観測が浮上。13日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下もあり一時、102円85銭と昨年12月18日以来、約1カ月ぶりに103円を割り込む円高・ドル安が進んだ。失業率は6.7%と市場予想(7.0%)に比べ改善した。
 寒波の影響で建設部門の雇用が落ち込んだとの見方があるが、今月28日から29日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)では、QEに絡み証券購入ペースが100億ドルの減少から150億ドルに増えるのではとの見方もあったが、今回の雇用統計で縮小ペースが速まるとの観測は後退した。
 昨年末の円安進行を受け、円売りポジションが膨らんでいるだけに、利益確定による円買い戻しが膨らむと一気に円高方向に振れるとの見方が出ている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3667~68ドルと前週末に比べ 0.0054ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)