全くの目論見違いも、目先は「下値の堅さ」を確認する展開!?

米雇用統計はまさかのネガティブサプライズ…
※ご注意:予想期間は1月15日と表示されていますが、本日(14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 全くの目論見違い…。

 注目された米雇用統計は事前予想を大きく下回る+7.4万人に留まり、QE(米量的緩和)縮小ペースが鈍化するとの見方が台頭しました。このため米長期金利が急落・NYダウ続落につれて、積み上がっていたドル買い・円売りが一気に巻き戻されていきました。こうして105円半ば超を目指す上値ブレイクどころか、発表当日には104円割れ、東京市場が休場となった昨日には103円割れを示現するという“一転した急落”となっています。
まずは続落に警戒すべきところだか…
 「寒波が数値を押し下げた」と見られるところですが、年明け後も居座っている状況を考えると「米景気の先行きは不透明」「年内のQE終了は困難」といった論調へと傾斜するのは、ある意味、当然といえるかもしれません。止まっていた日経平均はNYダウに引っ張られて下落(急落?)すると見られる本日ですので、“続落の有無”をテーマとするのが自然ということになります。

しかし“米雇用統計ショック”だけでは下値が堅い…?
 しかしながら発表後の下落はすでに2.5円に達しており、加えて、目先の上値追いのキッカケとなったFOMC(米連邦公開市場委員会)前の水準に“ほぼほぼ”戻ってもいます。そして米景気の先行きに不透明感が漂っているのは確かではありますが、一方で「寒波が数値を押し下げた」という具体的な原因も見えており、前月分等は上方修正もされています。さらには本日の小売売上高を皮切りに、今週は主要な米経済指標が目白押しでもあります。

 ドル買い・円売りに偏っているポジションを考えると“調整が続く可能性”は否定できませんが、一方で“米雇用統計ショック”だけでさらに値を崩すといった展開も、ちょっと想定しづらいところでもあります。102円後半~半ばには分厚いドル買いオーダーも展開していますので、本日は「下値の堅さを確認」しながら、「反発の機会を窺う準備段階」の一日と見たいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.129(1/13高値、日足・一目均衡表転換線、1/10~1/13の50%戻し)
上値4:104.000(大台)
上値3:103.793(日足・一目均衡表基準線、1/10~1/13の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.641(1/13の61.8%戻し)
上値1:103.490(1/13の50%戻し)
前営業日終値:103.031
下値1:102.852(1/13安値)
下値2:102.500(12/17-18安値、ピボット1stサポート)
下値3:102.446(50日移動平均線)
下値4:102.383(12/12安値)
下値5:102.144(12/11安値、10/25~1/2の38.2%押し、ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:27 ドル円 抵抗・支持ライン追加