続落を想定、好決算と好指標期待も上値は重い

14日のNY株式市場は、企業決算や経済指標の結果と金融政策を巡る思惑が左右することになりそうだ
時間外取引のCME米国株式指数先物は小幅続落、引き続きリスクを回避したい動きが上値の重い展開につながると警戒しているようだ。
今週も注目度高い経済指標の発表、金融株を中心とした主要企業の決算発表が相次いで予定され、特に企業決算結果に対する警戒度は高い。
先週発表されたアルコアの決算は市場予想をも下回っていたことが思惑も募らせており、昨年末から米国に直撃している寒波も心理的に影響している。
本日伝わった雇用に関するニュースから考えても、ここに来ての経済停滞はリスク回避を加速させやすい。米国当てにした上昇は期待しないことだ。
今晩発表の経済指標は、米国で小売売上高、ユーロ圏で鉱工業生産が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国で12月の小売売上高の結果が発表予定で非常に注目度が高い。
先月の雇用悪化の一因として、想定ほど忙しくなかった年末商戦の動向が影響しており、ネット通販が伸びている背景は輸送株指数で織り込んでいる。
小売が悪化していれば、雇用統計の雇用者数の結果は寒波の影響だけではないと示すこととなり、目先のリスク回避は高まりやすい。
上値を買う材料に乏しいときは下値模索する材料に敏感に反応しやすく、ユーロ圏の鉱工業生産もあわせて市場予想を上回ることが底入れするポイントとなる。
米国で四半期決算発表が本格化、金融大手JPモルガン、機関閉鎖の影響が問われるリニアTが発表予定
16時半にスタートした日経平均先物は反発、為替が103円ミドル付近で落ち着いていることが買い戻しを誘発しているようだ。
今晩は経済指標のほかにどちらかと言えばタカ派に近い連銀総裁2名が講演を予定、昨晩のATL連銀総裁のような悪影響が懸念される。
また、企業の四半期決算発表が本格化、大手JPモルガンの影響力も大きいが政府機関閉鎖の影響見る上でも軍需がらみに強みを持つリニアTの決算は要注目だ。
昨年のフィスカルクリフの影響がなお残っているとなれば、15日のマーケットに影響を与えやすく、東京にも少なからず影響を与えるだろう。
ここは要人発言や四半期決算結果で無難に通過することは難しいと考え、昨日の反動はあっても上値の重い続落を想定。
ただし為替が103.50円前後を推移すれば、日経225先物への悪影響は織り込み済みになるとみている。ただし、ポジションは取らないことが大切だ。