日経平均、後場下げ幅拡大

切り返し失敗。後場、一段安へ
日経平均現物の切り返しは、後場に入っても必ずしも強い勢いではありません。
むしろ横這いに近いものにとどまりました。
ドル円が、103.50円前後まで戻したのですが、そこまでが精一杯で、上値を追う展開にはならず、後場しばらくはむしろドル円が難航となったためです。
日経平均も、後場からは切り返しが失速し、完全に朝方からの底這いレンジに戻ってしまいました。
そこから下げの勢いが突如として増したのが13時50分ごろでした。
日経平均は前場の安値を割り込みました。
ドル円は、このとき同じように軟化したのですが、前場の安値にまでは至っていません。
指数寄与度でプラスの貢献をしているのは、わずか5銘柄ほどしかない有様ですから、まったく全面安といってもいいでしょう。
下落したほうでは、トヨタ自動車の下げ方は、本日の象徴的なものとなっています。上がるべきところで(ドル高局面)、高値を取れず、下がるところで(ドル安局面)大きく下がるという動きですから、どうにもなりません。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(1月11日⇒1月14日)は上昇銘柄群が、71.4⇒58.0%。下落銘柄群が28.6⇒42.0%。
6色帯は、けっきょく「緑(上昇)」13日連続となりました。
日経平均現物・先物・ドル円いずれも、「先読み」が連続ブルーで、25日足を割り込んでいく想定です。
すでに、現物・先物は割り込みつつあります。
前場の段階では、やや持ち直すかという期待がありましたが、後場はけっきょく日経平均が下げ幅を拡大したことで、ヘッジファンドの利益確定売りがまだ終わっていないことが示されました。

日経平均は、12月18日~19日にかけて、窓を空けて上昇した帯域を、本日完全に埋めて、18日の陽線の中に差込み始めました。それでも25日移動平均線あたりで下げ止れば、いい底打ちにもなったかもしれませんが、25日線は完全に割り込んでしまっていますから、この窓埋めもあまり底入れの兆候をみなすことはできそうにありません。
ちなみに75日線は、14922円と15000円割れ水準のところにあります。
あまり、ボトムアウトを期待させるような動きが無いまま大引けを迎えてしまいましたが、その中で強いて無理に言えば、日経平均など主要指数が、安値引けではありませんが、ほぼ安値に近いところで終わったということでしょうか。
昨年来、安値引けの後は反発し、高値引けの後は反落することが非常に多いので、今回もそれを期待したいところです。
理想的なパターンになるには
年初の相場の意外な動きは別として、1月中盤の調整というのは、おおむね想定通りで発生してきたように思います。
これが理想的な投資のパターンになるには、従来日本で語り継がれてきた「節分天井」ではなく、逆に節分までに良い買い場があって、5月に米国で言われているようなSell in May(五月に売れ)という流れになることです。
それには、米国企業業績が、事前にはかなり悲観的なガイダンスばかりで斜に構えていた投資家たちが、悪材料出尽くしで買い拾いをはじめることにかかっています。

本日後場から下げ幅を拡大した日経平均は、当然ながら年末から異様なほど先物を買い集めていたヘッジファンドの利益確定などによるものだということは、当然理解できるものです。
これが落ち着き、彼らがポジションをどこで落ち着かせようとするかが焦点になります。
まだ市場には、これで調整が終わりそうな兆候はまだ見られません。