上値追い模索も、行き過ぎ感台頭にはご注意を…!?

日経平均は暴落も、ドルは買い戻しが目立つ…
※ご注意:予想期間は1月16日と表示されていますが、本日(15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 日経平均が一時500円超の暴落(終値ベースでは489円安)を見せたものの、やはりドル円は底堅い動きでした。

 本邦経常赤字が過去最大規模へと拡大したこと等も影響した模様ですが、目先の上値追いのキッカケになったFOMC(米連邦公開市場委員会)前水準に“ほぼほぼ”戻っていたことが大きかったと見られるところです。何より、米小売売上高が事前予想を上回り、また前回数値まで上方修正されました。これが米長期金利の上昇・NYダウの反発を促し、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁/フィッシャー・ダラス連銀総裁が“早期のQE(米量的緩和)縮小”に相次いで意欲を示したこともあり、前日の急落分を取り戻すドル買い戻しが目立ちました。
まずはリスク選好となるかがポイント…
 こうした中で本日は、104円後半を窺うリスク選好姿勢が意識されるかどうかが、ポイントとなってきそうです。

 前日の下落分をあっさりと取り戻した「往って来い」は、6日ならびに10日安値(103円後半)を回復しており、テクニカル的には“下値の堅さを確認”して“方向転換”した格好となります。暴落した昨日の日経平均は、NYダウ上昇につれて買い戻されると見られるところであり、投資家のリスク許容度も改善すると考えるのが自然ということになります。つまり上方向への思惑が、台頭しやすい状況といえます。
ただし、円安の行き過ぎ感台頭にはご注意を…
 一方で、円の戻りスピードが極めて速く、短期的には行き過ぎ感が台頭してもおかしくありません。また昨日の米小売売上高は、米景気の先行きに対する「悲観論を減退」させる内容ではあったものの、決して「楽観論を振りかざせるほどの内容ではありません」でした。このため昨日の動きのみで方向性を決定するのは明らかに軽率であり、下値が堅いとは考えるものの、本日も予定される主だった米経済指標(NY連銀製造業PMI/卸売物価指数)の結果を眺めたいところです。

 「1/10~1/13の61.8%戻し(104.393円)」と「50日移動平均線(104.458円)」がほぼ重なっている「104.40-50円」にはドル売りオーダーが積み上がっているとのことですので、“下値の堅さを確認”しながら、まずは“投資家のリスク許容度も改善”に伴って“同ラインを突破できるか?”に注目し、後は米経済指標の結果を確認したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.119(1/8高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:105.050(1/9高値、大台)
上値3:104.657(ピボット1stレジスタンス)
上値2:104.467(20日移動平均線)
上値1:104.393(1/10~1/13の61.8%戻し)
前営業日終値:104.203
下値1:104.099(日足・一目均衡表転換線)
下値2:104.000(大台)
下値3:103.793(日足・一目均衡表基準線、1/13~1/14の38.2%押し)
下値4:103.565(1/13~1/14の50%押し)
下値5:103.397(1/13~1/14の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:49 ドル円 抵抗・支持ライン追加