<私の相場観>=松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田 朋一郎氏

 3連休明けの日経平均大幅安は投資家の不安心理を再燃させたが、先物主導の下げであり、短期的な調整にとどまるとみている。米12月の雇用統計発表を受けて景気先行きに不透明感が生じたことが、売りの背景とされる。しかし、これは寒波の影響による建設部門の低迷が足を引っ張った要素が大きい。1月の雇用統計も寒波の影響が出そうだが、いずれにしても一過性の下振れにとどまる可能性が高く、米景気の回復基調自体に変化はないだろう。

 東京市場でもここまで相場をリードしてきた輸出株の一角や大手銀行株などは、25日移動平均線より上で推移しており、大勢トレンドは上値指向継続と捉えられる。また、中小型材料株に対する物色意欲は旺盛で、波乱相場の中にあって新高値銘柄が相次いでいることにも注目したい。

 日経平均のここからの下値は限定的だろう。1万5300円近辺が目先の底値メドとなりそうだ。また、1月から2月にかけての下値模索局面は、NISAの口座開設で新規もしくは改めて銘柄を拾おうとする個人投資家にとって、投資の好機となるだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)