<動意株・15日>(大引け)=アドバネクス、河西工、新明和など

 アドバネクス<5998.T>=調整一巡から投機資金の攻勢再開。低位材料株物色の流れに乗り、4日ぶり急反発となっている。自動車向け精密ばねが好調、14年3月期は営業利益が前期比64%増の7億円見通しで、これを拠りどころに2カ月にわたる120円近辺でのもみ合いから離脱した。プラスチック成形品も中国やベトナム、マレーシアなどアジア向け輸出が高水準で円高修正メリットも発現している。

 河西工業<7256.T>=急反発。日産自向けが売り上げの6割を占めるが、自動車生産回復が続く北米やアジア向けにドアや天井など内装部品などの高水準の需要を取り込んでいる。今3月期経常利益は前期比5割増の60億円見通しと急回復見通しにあるが、数量増と円安恩恵を全面享受し、一段の増額含みだ。また、15年3月期も利益続伸が見込まれている。時価は96年11月以来の高値圏で実質青空圏を舞う展開。

 新明和工業<7224.T>=昨年来高値を更新。上値追い再開で4ケタ台活躍が濃厚な気配だ。業績面では国内復興需要をとらえダンプなどの特装車が伸びているほか、ボーイング向けの航空機向け部品などが好調で収益に貢献している。一方、独自の展開材料として海上自衛隊に配備している救難飛行艇「US―2」が注目されている。さしあたって小野寺防衛相が訪印してUS―2のトップセールスを展開する見通しだが、1機100億円の受注といわれ、5月の段階ではインド政府は少なくとも15機調達する意向とも伝えられるだけに、上値追いの強力な思惑材料。

 大平洋金属<5541.T>=急反発。直近でニッケル相場が上昇しており、ニッケル市況との連動性が高い同社株への注目度が高まっているもよう。現地時間14日のLMEのニッケル相場(3カ月物)の終値が前日比0.9%高の1トン=1万4340ドルとなり、一時は1万4400ドルと、昨年12月23日以来の高値をつけ、直近3日間の上昇率が6.9%となった。世界最大のニッケル鉱石輸出国であるインドネシアが、ニッケルの輸出禁止措置を発表したことが背景にあるが、これまで同社株はニッケル市況の低迷などを背景に、冴えない展開となっていたことから、市況上昇で思惑買いが入っているようだ。

 日東製網<3524.T>=大幅続伸。投機資金の攻勢継続で08年6月以来5年7カ月ぶりに200円台に乗せた。同社はアルミワイヤーとステンレス繊維で編んだ特殊な網を開発しており、宇宙ごみ除去システムへの応用が材料視されている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で同システム開発に取り組んでいることは知られていたが、今年前半に実証試験が開始されると報じられたことが刺激材料となっている。

 山田債権回収管理総合事務所<4351.T>=一時ストップ高。同社は14日に、連結子会社の山田エスクロー信託と広島銀行<8379.T>との間で業務提携契約を結んだと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。業務提携するのは、「遺言信託業務」や「遺産整理業務」の分野。山田エスクロー信託はきょうから、広島銀行の本支店でサービスの提供を開始するが、さらなる提携範囲の拡大などが期待される。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)