<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 10日に発表された米12月雇用統計は市場予想を下回る内容となり、リスク回避の流れから、一時102円台後半へ円高が進んだ。しかし、米雇用統計には悪天候による影響も指摘されており、その後、発表された米小売売上高などは堅調だった。日本の11月経常赤字は1985年以降で最大となり、円相場は104円台に戻している。

 米12月雇用統計は相場の見通しを変えるには至らず、円安・ドル高基調は続こう。今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも量的緩和(QE)の縮小ペースは継続されそうだ。日米金利差の拡大が円安・ドル高の流れを支援するだろう。

 今後1カ月程度のドル円相場のレンジは、102~107円を想定している。もう一度円高があっても調整は深くはなく、状況次第で107円を視野に入れた円安が進むとみている。

 ユーロ円は1ユーロ=141~148円。緩やかな円安・ユーロ高基調を見込んでいる。ユーロドルは1ユーロ=1.345~1.385ドルのレンジ相場を想定する。

 豪ドル円は1豪ドル=91.5~94.5円前後での展開が続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)