<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 世界の株式市場では、米ナスダックは14日に昨年来高値を更新した。特に新値を更新したグーグルは、今年も目が離せない銘柄だ。そして、NY市場のフェイスブックとツイッターの株価動向も注目される。

 先進国の株式市場では、今年に入り英国FTが7日に昨年来高値を更新し、15日には独DAXおよび仏CACも高値を更新した。しかし新興市場では、ブラジル・ボベスタ、ロシア・RTS、インド・SENSEX、中国・上海市場は共に低迷している。これは昨年来の国際商品市況が影響しており、原油相場や非鉄金属相場、穀物相場の動向を注意する必要があるだろう。

 一方、国内の株式市場では、日経平均は、昨年末の9連騰から今年に入り14日までで900円近く値下がりした。先進国の株式市場が堅調な反面、日本が弱含みとなっているが、大きな「変化」が起きたわけではなく、単なる調整場面と見ている。

 日経平均の過去5年間の1月相場を振り返ると、月初と月末の株価変化率が非常に低くなっている。09年は11%、10年は4%、11年は1%とそれぞれ下落、12年はプラス2%と低く、13年も4%上昇程度。今年もこの傾向が表れたものと思われる。個別ではセイコーエプソン<6724.T>と大和証券グループ本社<8601.T>に注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)