ルー米財務長官「日本の成長は有利な為替相場に依存できない」

各国株価、米長期金利反落
昨日の海外時間には、各国株価が下落し米長期金利が低下したことと、ルー米財務長官が「日本の成長は有利な為替相場に依存できない」と述べたことから円買いが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株が下落したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3590台まで、ユーロ円は142.40円台まで下落しましたが、株が反発すると、ユーロドルは1.3620台まで、ユーロ円は142.70円台まで上昇しました。その後株式市場で再び売りが優勢となってじり安の展開となったことから再びユーロ売りが強まりました。この間ドル円は小動きが続きましたが、日経平均先物が売られ始めると、104.50円台まで下落しました。

NY時間にはいってもユーロ売りの流れが続き、ユーロドルは1.3590台まで、ユーロ円は142.10円台まで下落しました。その後発表された米・12月消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数はほぼ予想通りの結果でしたが、米長期金利が急低下し、日経平均先物を含む各国株価も下落、円買いが強まってドル円は104.10円台まで、ユーロ円は141.70円台まで下落しました。ルー米財務長官が「日本の成長は有利な為替相場に依存できない」と述べたことも円買いを後押ししました。この間ユーロドルは、全般的なドル売りで1.3650付近まで上昇したあと、発表された米・1月フィラデルフィア連銀景況指数が予想よりも強い結果だったことなどから1.3580台まで下落しました。

NY時間午後にはいって各国株価が反発する動きとなると、ドル円は104.40円台まで、ユーロ円は142.10円台まで、ユーロドルも1.3620台まで上昇しました。

東京時間にはいってからは、日経平均は上昇していますが、米長期金利の低下傾向が続いていることもあってドル円は小動きが続いています。

今日の海外時間には、英・12月小売売上高指数、米・12月住宅着工件数/建設許可件数、米・12月鉱工業生産/設備稼働率、米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表と、ラッカー米リッチモンド連銀総裁の講演が予定されています。

昨日は経済指標は予想通りもしくはやや強い結果だったにも関わらず、NYダウ、米長期金利ともに低下し円買いが強まりました。今のところ日経平均や主要国株式の先物、米長期金利などは小動きですが、週末を控えて今晩も株式下落、金利低下、となると円買いが強まると予想できます。引き続き米経済指標結果が注目されますが、特に悪天候が住宅関連と鉱工業生産にどの程度の影響を与えたかが重要でしょう。