仕掛け的な動きが気になるが、下値は堅い!?

米経済指標悪化も、リスク回避は台頭せず
※ご注意:予想期間は1月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 米3連休を控えた先週末は、ポジション調整が主体の動きでした。

 注目された米経済指標は、米住宅着工件数が前月比-9.8%の99.9万件 、建築許可件数が同-3.0%の98.6万件と減少し、さらにミシガン大消費者態度指数も同-2.1ポイントの80.4と軒並み悪化する悪い内容でした。しかしながらNYダウは反発、米10年国債利回り(長期金利)も上昇したこともあり反応は鈍く、リスク回避に傾斜することはありませんでした。104.20円付近では下値が支えられるなど明確な方向感は定まらず、104円前半~半ばで揺れ動きながら先週末の取引を終えています。
依然として下値は堅い…
 こうした中で週明けとなる本日は、104円ラインでは下値が支えられるという、比較的堅調な動きが想定されるところです。

 1週間の中で流動性がもっとも乏しい週初のオセアニアタイムにて、104円割れを試す動きが見られましたが、依然として104円ラインは維持され続けています。17日は悪化したものの、15-16日の米経済指標は好内容だったということもありますが、“諸手を挙げて”といった内容では必ずしもなかったことは事実です。にも拘らず、104円ラインを一度も割り込むことが出来ていないという状況は、いかにマーケットが“下値の堅さ”を意識しているのかが窺い知れるところです。

真空地帯に向けた仕掛けが気になるが…
 もちろん「13日の急落、14日の急騰」時に103円台はほぼ素通りとなっており、いわゆる“真空地帯”となっている感が否めません。このため104円割れには大きなストップロスが設定されている可能性があり、これを狙った仕掛け的な動きが出てこないとも限りません。このため楽観視することは出来ませんが、本日は米国市場が休場(キング牧師誕生日)であり、流動性が乏しい展開が想定されています。また先週末のNYダウの動きを考えると、日経平均をはじめとするアジア株式も、明確な方向感が出てくるとは想定しづらいところでもあります。

 積極的なポジション形成は手控えられやすいため、“上値追い”も出てきづらいと考えるのが自然ですが、それでも“下値は堅い”と見ておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.050(1/9高値、大台)
上値4:104.918(1/16高値)
上値3:104.745(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:104.607(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:104.480(20日移動平均線、1/17高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.335
下値1:104.197(ピボット1stサポート)
下値2:104.099(日足・一目均衡表転換線、1/16-17安値、1/13~1/16の38.2%押し)
下値3:103.970(日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:103.885(1/13~1/16の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:103.641(1/13~1/16の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

10:57 ドル円 抵抗・支持ライン追加