<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 年明け以降の波乱相場もそろそろ落ち着きをみせそうだ。その背景には、NT倍率(日経平均株価を東証株価指数で割って算出した指標)の低下がある。昨年末の9日続伸で短期間に1100円超の上昇をみせ「日経平均株価の行き過ぎは、全般相場を反映していない歪んだ状態にある」との見方も出ていた。

 NT倍率は、ピークだった昨年12月25日の12.72倍から下降を続け、先週末の17日には12.12倍まで低下をみせている。昨年1月から10月までのNT倍率は、ほぼ11.7~12.2倍程度のレンジに収まっていたことを考慮すると、正常値に戻ったということがいえそうだ。

 個別銘柄では、電力用に強みを発揮する大手電線メーカーで、超電導線材の成長に期待が掛かる昭和電線ホールディングス<5805.T>に注目。さらに、2月に最も機能的とされる3Dプリント技術「レーザー焼結法」に関する特許の期限が切れるため、これを機にビジネスチャンスの拡大が見込めるMUTOHホールディングス<7999.T>。また、衛星通信システムを手掛ける理経<8226.T>にも注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)