<動意株・20日>(大引け)=学研HD、中越パル、帝国繊維など

 学研ホールディングス<9470.T>=ジリ高を継続。学習参考書などを主力とするが、一方で高齢者住宅や保育関連事業への展開も厚く、足もとこそ赤字採算だが政策支援テーマに乗る銘柄として注目度が高い。14年9月期業績は営業利益段階で23億円と前期比2ケタ増益を見込むが、買収した塾2社の通期寄与も考慮して市場関係者の間ではなお保守的との見方が強い。受験シーズンは株価が動意しやすい傾向があり、昨年も1月に急動意し364円まで買われた実績がある。

 中越パルプ工業<3877.T>=前場引け際から急動意。東京都知事選に、細川護熙元首相が立候補を表明したことをきっかけにして、省エネ関連や再生可能エネルギー関連銘柄買われており、この人気が波及したもよう。同社では鹿児島県薩摩川内市に、バイオマス燃料発電設備と太陽光発電設備を展開しており、このことから値動きの軽い関連銘柄の一角として物色の矛先が向かったようだ。

 帝国繊維<3302.T>=続伸。19日に中国・浙江省衛生・計画生育委員会が、新たに3人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認されたと発表されたことが伝えられたことから、患者隔離装置(病院前除染対策)などインフルエンザ対策関連を手掛ける同社株に思惑買いが入ったようだ。加えて、福島第一原発の事故対策に絡んで原子力災害対策関連製品の存在も引き続き注目される。

 ラサ工業<4022.T>=続伸し、200円台回復。通常国会が始まることで、政策テーマのひとつに掲げられる国内のインフラ関連株に再度注目集まる可能性が指摘される。また、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線関連として、総工事費9兆円の大半を取り込むとみられるトンネル関連株が動意含みだ。同社は機械部門で掘削機を手掛けており、トンネル関連株の一角に位置付けられるほか、破砕機械での高実績から放射能除染分野でも活躍が期待されている。

 日本高周波鋼業<5476.T>=大幅続伸。出来高は急増傾向にあり、低位材料株の出遅れとして物色人気に勢いがついてきた。高級特殊鋼を手掛けるており、北米をはじめ世界的な自動車販売拡大で自動車向け特殊鋼が改善傾向にある。合理化努力の結実で14年3月期は営業、経常、最終損益いずれも黒字化する見通し。PBRは1倍を割り込んでおり、指標面からも見直し余地がある。

 矢作建設工業<1870.T>=4日続伸。ここ上げ足に弾みがつき前日に未踏の4ケタ大台乗せを達成、その後も上場来高値圏を走る強調展開で市場の注目を集めている。独自工法の耐震工事で強みを発揮しており、喫緊の課題となっている橋梁補修工事の取り込みなどが収益貢献している。全国に70万本ある道路橋のうち、40%以上が建設年度不明となっていることが国土交通省の調べで判明しており、耐震工事で強みを発揮する同社のビジネスチャンス拡大思惑を呼び込んでいる。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)