NT倍率修正が継続し、日柄調整続く

日柄調整であれば、中低位株の水準訂正も続く
<NT倍率修正で中小型株の水準訂正続く>
 今年に入って日経平均は大幅下落、大幅上昇を繰り返しています。これは海外のヘッジファンドなどが短期の利益を獲得するために日々の情報を材料にして売買を繰り返しているためです。その売買が日経225を構成する限られた値ガサ株を先物主導で利用して行われるため、日経平均の指数のみが大きく上下動することになります。しかし、昨年末からNT倍率の修正の動きとなり、トピックスが強い動きになっているため、中小型株の水準訂正が続いています。当面は日経平均の指数に惑わされず、出遅れの中小型株や決算を手掛かりとした個別物色となります。

 今週は、月末に向けて本格化する10~12月期決算の発表を控えて方向感が出にくい状況ですが、明日の21日(火)に予定されている成長戦略の実行計画の閣議決定で踏み込んだ内容が出れば、アベノミクス関連銘柄が買われてくる可能性があります。個人投資家の動きが活発になっており、政策が業績に好影響を与える個別銘柄の物色の流れも続きそうです。今は、森(日経平均の動き)より、木(個別銘柄)をみる局面といえます。

 チャートをみると、先週は1月14日の15383円を安値に1月16日の15941円まで上昇し、終値では1月15日の15808円が上値となっています。15383円を終値で切ると15100円台が下値ポイントとなりますが、そうでなければ基本的には15400~15800円の中での日柄調整となり、その後上値を試すことになります。

 本日は、前場は中国のGDPの下ブレへの警戒感から一時▼160の15574円まで下げたあと、発表されたGDPが予想を若干上回ったことで先物が買い戻され下げ幅を縮小して▼92の15641円で引けました。中小型株は堅調な動きとなっています。

先週の予測では、前週の9日(木)に15880円で短期の売転換が出現したものの、10日(金)には1月のSQ値が15784円となり終値は△31の15912円とSQ値を上回って引けましたが、引け後のアメリカで12月雇用統計が予想を大きく下回りました。そのため日経平均の下値ポイントを11月8日の14026円から12月30日の16320円の1/3押し(15550円)、その下は1/2押し(15172円)としていました。
結局、連休明けの14日(火)は円高とアメリカ株安を受けて先物主導で、一時▼528の15383円と1/3押しと1/2押しの真ん中くらいまで下げて▼489の15422円となりました。その後はアメリカ株高と円安への戻りを受けて、15日(水)は△386の15808円と反発しました。ザラ場では16日(木)に15941円まで上昇するものの上値では利益確定売りが出て、週末17日(金)は▼12の15734円で引けました。しかし、下げているのは日経平均の指数であり、トピックスは強くNT倍率の修正が続き中小型株の上昇は続いています。
今週は外国人投資家の買いが鈍っており、又月末に向けて本格化する10~12月期決算の発表を控えて方向感が出にくく、基本は先週の14日の終値15422円から15日の終値15808円の間での値動きが想定されます。但し、日経平均の指数の動きに関係なく、NT倍率の修正の動きが続き個別株が買われる状況が続きそうです。
 週明け20日(月)は、前場は円高への振れや中国のGDPへの懸念から▼160の15574円まで下げるものの、GDPが予想をやや上回ったことで先物への買戻しが入り下げ幅を縮小し▼92の15641円で引けました。