35(さんご)の買い相場アノマリー

35(さんご)の買い相場アノマリー

 「年末の上昇相場から状況は一変か?」というテーマに対する見解を述べる前に、1991年2月のバブル経済崩壊後の日経平均株価の推移を下ひと桁3〜5年の3年間のスパンで定点観測したデータをご覧いただこう。

1993年大発会〜1995年大納会 △16.91%
1万6994円08銭→1万9868円15銭

2003年大発会〜2005年大納会 △84.90%
  8713円33銭→1万6111円43銭

 日経平均株価の騰落データを眺めながら、「低迷する株式市場にあっても、株価が持ち直す地合がある」、「その地合は、ズバリ下ひと桁3〜5年」と考えた私が辿り付いたのは、下ひと桁3年の大発会買い、下ひと桁5年の大納会売り手仕舞いという「35の買い相場アノマリー」。2012年の秋、「35の買い相場アノマリー」データと企画書を携えて、出版社を回ったものの、「株の本は売れないから」という理由で、出版企画は敢え無く没。その直後に衆議院解散、自民党の政権復帰期待から株価は上昇することになる。

 デフレ経済克服のための大胆な金融緩和、アベノミクスの前にすっかり影が薄くなってしまった「35の買い相場アノマリー」だが、2013年大発会始値1万0688円11銭に対して、2013年大納会終値は1万6291円31銭。売り手仕舞いの目安となる2015年大納会まで2年を残しながら、値幅にして5603円、率にして52.42%の上昇となった。過去2度の「35の買い相場アノマリー」と比較すると、騰落率は「ごちそうさん」の水準と言えるが、2015年大納会まで1年11ヶ月の時間が残されているのも事実。時計の針に喩えるなら、長い針は調整ゾーンで、短い針は上昇トレンド継続と考えている。