ドル円膠着状態だが

ドル円のリスクは下方向?
ドル円相場は、月初の雇用統計ショックから回復して104円台まで戻りましたが、年末につけた105円台を試すことができずに膠着状態になっています。

ドル円相場に大きな影響を与える日経平均と米長期金利が調整局面にはいっていることが大きな理由と考えられますが、逆に言えば、その割にドル円は下がっていない、とも言えます。

ドル円が今の水準からあまり下がらない理由のひとつに、日銀の追加緩和への期待が持続していることが上げられます。

今週、火曜・水曜の日程で日銀金融政策決定会合が開催されますが、4月の消費税導入を前に、このタイミングでの追加緩和に期待する向きも、特に海外投資家には散見されています。しかし、このところの黒田日銀総裁の発言を見ると「異次元緩和は所期の効果を着実に発揮している」「日本経済は2%の物価安定目標の実現に向けた道筋を順調にたどっている」などと景気や物価目標の進捗に自信を持っているとの発言が続いていますので、今月の日銀金融政策決定会合で追加緩和を決定する可能性は低いと考えられます。

もし何も追加緩和が決定されなければ、一部の投資家にとっては期待を裏切られることになる為、円の買戻しが強まる可能性があります。

米長期金利が金曜のエントリーで指摘した上昇トレンド・ラインを下回ってきていることと合わせ、今週のドル円のリスクは下落方向に傾いているのではないでしょうか。