日経平均は、終日マイナス圏で小動き

指数の軟調さと裏腹に、個別の動きは強い
アジア市場では、中国のマクロ経済指標がGDPなど目白押しの発表でしたが、あまりこの影響を受けていないようです。
TOPIX系の銘柄の堅調さが大型では目立ちます。
任天堂が一人悪役になりましたが、本日の日足は安値11935円から、大陽線を立てて切り返しに転じています。
全体にこのところ、省エネ関連、太陽光関連、バイオ関連と、かなり幕間つなぎ的なカテゴリーに物色が集まっています。
増田足
日経平均現物は、じわじわと連続ブルーで25日足を割り込んでいく「先読み」想定です。
先物も同様です。
6色帯も、「緑」から「赤」へと再び悪化してしまいました。
ドル円は、前場と余り変わりません。25日足を、横這いのうちに、次第に下回っていく想定です。
モーメンタム指標では、下げとまり、反発、いずれの兆候もはっきり出てきていません。
個別銘柄物色は旺盛ですが、全体の相場の失速には注意していたほうが良いでしょう。
米国市場のファンダメンタルズの注意点
売り方が口実にするものを、つとに考えておきますと、基本的にはファンダメンタルズでリスクを見ておくべきでしょう。
景気の二本柱の一つ、自動車ですが、米国ではやや頭打ち傾向がでているという点が一つ。
もう一つは、金融業種の決算が、あまり思わしくはありません。
このへんは、注意しておく必要はあるかもしれません。
加えていえば、住宅ですが、これは全体の数値としては、良くもなく悪くもない、というところです。
すでに価格に関して言えば、2004年後半の水準に来ているわけですが、一部地域における投機的な動きが目立っており、全体を必ずしも反映していません。本来の住宅実需はむしろ落ちているのではないか、という見方が多いようです。
こうした諸点は、今後米国相場を(ロングランでは着実に回復しているとはいいながら)、短期的には波乱に導く材料にされてしまうので、注意しましょう。
個別特化の相場展開
なかなか個人投資家が、持っている銘柄が上がらないという声が多いようです。
個人の買い残の多い銘柄というのは、いわゆる主力大型株であることが多いのです。
つまり、指数が上がらないと、自分の銘柄も上がらないとう呪縛にはまっている可能性があるわけです。
このところ、指数の値幅の動きが少なく、上昇トレンドも下降トレンドも、なかなかしばらく出てきにくい状況に陥っているかもしれません。
現在、52週移動平均線との乖離は正常に戻りましたから、いわゆる居心地の良い水準で日経平均はどうにも動きようがない、というところにあるのかもしれません。

ところが、個別銘柄物色は引きもきらずですから、スタンスは指数を忘れて、個別に特化する必要があるかもしれません。
昨年12月26日のピークアウトから、新高値銘柄が連日100を越えるという異変が起こったことと無縁ではないでしょう。
ただ、それも、25日移動平均線が(現在は上向きですから)、来週ピークアウトで下に向き始めます。
従い、来週、まだ日経平均がこの水準で停滞しているということになりますと、25日移動平均線が頭になってしまう状況になりますから、非常に頭が重くなってくる可能性はあります。
指数は、調整を示唆し始めているというリスクは、いかに個別に特化するとはいえ、気にしておくべきでしょう。