日立の異彩な上昇トレンドの背景

異彩を放つ上昇トレンド
 21日の東京株式市場は、前日の米国株市場が休場で手掛かり材料に乏しかったものの、外国為替市場での円安・ドル高進行を背景に買い優勢の展開。日経平均株価終値は、前日比154円高の1万5795円と4日ぶり反発をみせた。日経平均株価は終値で3日ぶりに25日移動平均線(1万5758円=21日)を上回ったものの、引け際に上昇幅を縮小するなどやや上値の重さを意識させられる展開となった。

 年明け以降、全般相場は軟調推移を強いられている。そのなかで、異彩を放つ上昇トレンドを続けているのが日立製作所だ。大納会の翌日1月7日付のコラム(関連リンク1参照)で、「今年のトップピック銘柄は日立か」と題して、幸先の良いスターを切った日立について「市場関係者のあいだでは昔から“大発会で一番人気となった銘柄は、その年1年間通して堅調に推移する”というアノマリー(合理的に説明のできない経験則)が言い伝えられている」と紹介した。

 昨年の大納会(12月30日)に終値で796円だった日立の株価は、全般相場に逆行するようにジリ高歩調を継続し、21日に昨年来高値の877円を付けている。ただ、これは日立ばかりではなく、東芝、三菱重工業、川崎重工業、IHIといった銘柄もほぼ同様の力強い上昇波動を堅持している。

 これらに共通するのは、海外向けの大規模なインフラ輸出を得意としている点だろうか。