日経平均は4日ぶりの反発

後場上値追いも、続かず
後場、寄付きからしっかり上値追いで始まりました。12時40分ごろには、先物のほうで15910円の高値をつけています。
昼休みの間に、ドル円が104.60円台に乗せていたことも効いたのではないでしょうか。
ただ、その後はやや売り物がちになってきました。
商社あたりがまずその傾向を顕著にしたようです。

前場の後半、思いのほか上値追いとなっていただけに、本番である後場に、その勢いを失速させないことが期待されました。
残念ながら、後場の後半になりますと、日経平均は利益確定に押されたのでしょうか、14時25分ごろには、後場の安値を打っています。
しかし、高値更新銘柄は、後場に入って逆に増えています。
ますます指数よりは、個別銘柄の食い散らかし、という傾向が顕著です。

どうも総括してみますと、かなり期待したのですが、結局のところ指数先物の上昇に、現物がついていけない、という状況で終わってしまったようです。
期待が大きかっただけに、大いに不快感が残る終わり方です。
辛うじて、5日移動平均線15746円を、49円高の15795円で大引けとなりました。
例の鯨幕であるとしたら、本日の上ヒゲが気になってきます。鯨幕の繰り返しなら、明日は、下落ということになりますが、このリズムから脱却するのには、明日どうしても続伸してほしいところです。
そうなって初めて、今年になって最初の続伸ということになります。
増田足
<年明けからの調整は終息>
年明けから日経平均は下落調整、TOPIXは日柄調整が進行していましたが、どうやら5日線の奪回と、出来高が落ちてきたことで、売り圧力がなくなって来ており、いわゆる調整も終息したかに見えます。
今後、この指数が5日線上でおおむね推移するのであれば、次のネックとなる節分前後まで、上値を追うような展開も期待できるようになってきたと言えるのですが、それには明日の続伸は非常に重要な一里塚になります。
明日、鯨幕ではないですが、反落であるとすると、その下げっぷりにもよりますが、短期的にはまたもやはしごをはずされる危険性が一気に台頭するので、年明け以降初の続伸相場へと、できるだけ早期に地合を好転させてほしいものです。

<25日足の上昇トレンド>
日足では、日経平均が25日足上に浮上する想定ですし、TOPIXにいたっては、ハナから25日より上方乖離のままトレンドを維持しています。
どちらが本当の東京市場の実相なのか、といえば、当然TOPIXのほうでしょう。
ドル円も、日経平均とほぼ軌を一にしています。
盛り上がる日本の景気
春先に、消費税導入とからめて日銀が金融緩和策を打つのではないか、という意見が市場では大勢を占めています。
今週は、日銀の金融政策決定会合でもあります。今回は政策を打つことはないにしても、それに向けたメッセージを発するのではないか、ということが、市場ではけっこう期待されているようです。
一応このことは念頭に入れておくとして、個人的にはいつも述べているように、現状ではおそらく政策発動をしないと思っています。
前向きな発言はいくらでもあるでしょうが、それが出たからといって、とくに現状大きな変化をきたすものではないでしょう。
日本国内の景況感が、相当盛り上がり始めている可能性があると思われるからです。

皮膚感覚ではどうかとは思いますが、一番典型的な例は北海道でしょう。
日本広しといえども、北海道という地域はつねに気の毒なほど景況感では全国と比べて劣後していることが多いのです。
ところが、その北海道こそが、22年ぶりの景況感にデータとしては戻ってきています。
それはバブルが崩壊し始めたころの水準に戻っているということです。
これは驚くべきことではないでしょうか。
沖縄のような手厚い国家の扶助があるようなところと違い、それが希薄な北海道は、地域の遠隔性、厳しい自然環境など足かせはかなり重いものがあります。それが、この景況感です。

このところ勃興し始めている機械株も、本来外需的循環が常で、為替に左右されることが多いはずなのですが、内需の強さという理由によって株価が上昇してきています。
日銀は、動かないのではないでしょうか。
わたしがこの点で懸念するのは、誰もが日銀は動くと考えているうちに、けっきょくそれがなかったという場合に、失望するかどうか、という点です。
日銀の動向を巡る観測が出るたびに、この点を留意いただければ、と思います。