期待感はやはり上方向が優勢…!?

日米情勢で一喜一憂
※ご注意:予想期間は1月23日と表示されていますが、本日(22日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日はウォールストリートジャーナル紙が「28-29日FOMCでも100億ドルのQE(量的緩和)縮小を決定」と報じました。また春節(旧正月)を控えて中国が流動性を供給していることを好感し、アジア株式も上昇しました。このためリスク選好姿勢が台頭し、米10年債利回り(長期金利)が2.865%台へと上昇するとともに円売り・ドル買いが強まりました。

 ただし年内のQE終了に向けたQEの縮小ペースは織り込み済であることから、NYタイムに入るとこうした動きは失速しました。米長期金利が伸び悩み、また昨日発表されたIMFの世界経済見通しが日本の経済成長率を1.3%⇒1.7%へ上方修正されたことも、円のセンチメントを改善させていきました。こうして104.74円まで持ち上げられたドル円は、104円割れ寸前のところまで反落し、最後は前日終値よりやや高い104.30円付近で取引を終えています。
本日は注目の日銀金融政策決定会合!
 こうした中で本日の注目は、日銀金融政策決定会合ならびに黒田・日銀総裁の記者会見となります。

 金融政策そのものは“現状維持”が想定されていますが、外国人投資家の中には追加緩和を期待する声が一部から聞こえてきます。このため“追加緩和(何らかの刺激策含む)”となった際のサプライズはもとより、“現状維持”となった際の失望(円買い戻し)度合いについても探っておく必要があります。ただし黒田総裁の記者会見がその後に控え、そこで“追加緩和に前向きなスタンス”が表明される可能性が残ることを考えると、“現状維持”となっても「インパクトは小さい」と考えるのが自然ということになります。

 記者会見でも“追加緩和に前向きなスタンス”が飛び出さなかった場合には、ややインパクトは増すことになります。それでも明朝(日本時間23日未明)には世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)で安倍首相の基調講演が予定されており、「この内容を確認したい」との思惑が下値を支える展開も想定されるところです。
104円台は居心地が良さそうだが…、やはり期待感は上方向が優勢…!?
 103円台はいわゆる“真空地帯”となっている可能性が否めず、104円割れにはかなりの警戒度を持って対応する必要があります。しかしながら20日には3度に亘って103円後半へ下押ししたものの、すぐに反発するという下値の堅さを見せています。

 追加緩和ならば“サプライズの円売り”、そうでなかったとしても“失望売りは限定的”“下値は堅い”となると、“上値への期待がより大きい”ということになりますが、果たして…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.441(1/3高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:105.050(1/9高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:104.918(1/16高値)
上値2:104.744(1/21高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.510(20日移動平均線)
前営業日終値:104.295
下値1:104.099(日足・一目均衡表転換線)
下値2:103.970(日足・一目均衡表基準線、1/21安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:103.862(1/20安値、1/13~1/16の50%押し水準)
下値4:103.641(1/13~1/16の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:103.251(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:43 ドル円 抵抗・支持ライン追加