【英ポンド】 英失業率低下で、ポンドに対する信認回復も進む

ポンド/円はボトム確認か
英ポンド/円相場は、1月2日の1ポンド=174.85円をピークに13日には168.35円まで急落するも、足元では173円台まで切り返すなど地合が改善している。1月上旬は新興国を中心としたリスク回避の動きにポンド/円相場も下押しされたが、対ドルでの円高傾向に一服感が広がる中、ポンド/円はいち早く戻りを試す展開になっている。

1月のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)議事録が公表されたが、失業率が7.0%の目安に到達しても、直ちに利上げを行う必要はないとの見方が示されている。マーケットでは失業率の目安達成が予想以上に早いペースで実現するとの観測から、金利上昇期待が強くなっており、実際に9~11月期英失業率は7.1%と約5年ぶりの低水準に到達したことが確認されている。ただ、失業率7.0%到達は利上げの必要条件であって十分条件ではないとのスタンスを示すことで、金利上昇期待が強くけん制されている。もっとも、英経済環境の急激な回復が続く中、ポンドが買われ易い地合には変化がない。28日には第4四半期国内総生産(GDP)の発表が控えているが、今後も英実体経済環境の改善傾向を確認しつつ、ポンド/円は上値を試す展開になるだろう。

28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中、ドル/円の下値も固くなっており、円サイドの要因からもポンド安・円高が進む必要性は乏しくなっている。引き続き中国発のリスク回避の動きに注意が必要であるが、直近高値を改めて試す展開を想定している。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(171.60円)水準が支持線として機能している。同水準の下は雲上限の167.02円となるが、短期的な過熱感解消で下値不安は後退している。逆に175円の節目をブレイクできれば、上振れリスクが一気に拡大する。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは60.12。

今後1週間の予想レンジは、171.50~175.00円。

注目イベント
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