<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 石川 久美子氏

 当面のドル円相場は、1ドル=104円を挟んだもみ合い基調となりそうだ。今後1カ月程度の想定レンジは1ドル=102円60~106円。104円台を中心に、経済指標の内容などで上下する展開を予想する。

 今月下旬に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルの債券購入金額の縮小が決定されそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和(QE)縮小の姿勢は今後の米経済情勢次第だろう。ただ、2月雇用統計が良好だったとしても3月のFOMCまで時間があり相場は調整されることも予想される。

 22日の日銀政策決定会合後の黒田総裁の発言からは、しばらく日銀が追加緩和に動く姿勢は感じられないだけに、相場は上下に動きづらい展開も見込まれる。

 ユーロドルのレンジは1.330~1.385ドル。欧州中央銀行(ECB)の政策は金融緩和方向にあるなかドル高・ユーロ安が見込まれる。

 豪ドル円は90~95円のもみ合い。直近のオーストラリア消費者物価指数(CPI)は強めで、利下げはしにくく当面は往来圏が続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)