下値警戒モード=外為どっとコム総研 神田卓也

上下するもレンジ内の動き
東京市場のドル/円は、株価の高寄りと歩調を合わせて104.80円台まで上昇したが、中国製造業PMIの弱い結果がリスクオンムードに冷や水を浴びせる格好となり、株価とともに失速。一時104.20円台へと値を沈めた。もっとも、足元で続くレンジ相場(103.90-104.90円前後)の内での上下動にとどまっており、もみ合いの域を出ていない。
中国PMI悪化の余波に注意
本日の海外市場については、中国1月HSBC製造業PMIが好悪の分岐点とされる50.0を下回る49.6となった事への反応が注目される。中国景気の減速懸念が欧米株価を押し下げるようだと、リスク回避に傾いて円買いが加速する可能性があり、ドル/円はレンジ下限を割り込む事になるかもしれない。
上値は限定的か
NY市場で発表される週次新規失業保険申請件数(22:30)や12月中古住宅販売件数(24:00)が予想を上回ればドル高に振れる可能性もあるが、来週に米FOMCという重要イベントを控えている事もあって、レンジ上限をブレイクするほどの上昇にはならないだろう。
下値警戒態勢
以上の点を考慮すると、下値警戒体勢はまだ解けそうにない。