“真空地帯”は下落時だけのものではない…!?

リスク回避台頭、一気に103円割れへ急落
参った…。

 「103円台は“真空地帯”」といい続け、警戒を続けてきた今週。しかし主要イベント(日銀等)を経ても下値は堅く、警戒の手を少し緩めたのが昨日。その矢先に起こった急落劇。直接的な要因は「中国HSBC製造業PMI悪化」に伴った「リスク回避姿勢の台頭」ですが、「105円への期待感」が下地にあった点は否めないところです。

 NYダウは一時230ドル強の下落を見せ、米10年債利回り(長期金利)も低下するという“典型的なリスク回避”の地合いは、ドル円を104円割れはおろか103円割れへと一気に突き落としました。
さらなる下落への懸念は衰えず…
 何とか13日安値(102.852円)割れは回避されましたが、さらなる下落への懸念は衰えておりません。

 NYダウ下落は日経平均を含むアジア株式に連鎖すると見られ、本日も「リスク回避姿勢は継続する」と考えるのが自然です。春節(中国の旧正月)に向けて「膨らんでいるリスク選好ポジションがさらに解消される」との思惑も、こうした見方を後押ししています。
しかし、目先のポジション調整は“ある程度”終わった?
 ただし積み上がっていた目先の円売りポジションは、昨日の急落である程度調整された(峠を越した?)との声があります。また週末でもありますので、速過ぎる昨日の下落スピードを調整する動きが台頭することも期待されるところです。何より日米金融当局の立ち位置の違いを背景にしたドル買い・円売りフローが剥落したわけではなく、落ち着いてくると下値を支えてくるとも見られます。
13日安値の攻防がポイント
 前述した13日安値(102.852円)が目先の重要な節目となっている感があります。これを割り込むと話は変わってきますが、それまでは速過ぎる下落を調整する動きに期待したいところです。「103円台は“真空地帯”」との見方は、何も下方向(急落)の時にだけ機能するものではありませんから…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.841(1/23高値)
上値4:104.443(ピボット1stレジスタンス)
上値3:104.146(日足・一目均衡表基準線、1/23の61.8%戻し)
上値2:103.946(日足・一目均衡表転換線、1/23の50%戻し)
上値1:103.687(1/23の38.2%戻し)
前営業日終値:103.310
下値1:103.274(50日移動平均線)
下値2:102.974(1/23安値、1/14安値、大台)
下値3:102.852(1/13安値)
下値4:102.501(日足・一目均衡表先行スパン上限、12/17-18安値、ピボット1stサポート)
下値5:102.383(12/12安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:29 ドル円 抵抗・支持ライン追加