<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 年初から日経平均株価の乱高下が著しくなっている。ところが、マザーズ指数など小型株指数は堅調に推移しており、TOPIXも年末とそれほど変わらない水準にある。これらの状況から判断すれば、現在は、「昨年末にかけて日経平均先物を買い上がった向きの利食い売りによって株価の動きは不安定に見えるが、全体を見ると案外に堅調である」と言えるだろう。

 来週以降、日本では企業の決算発表が本格化する。それとともに通常国会も開催されるため、市場の材料には事欠かず、資金は循環し、少々下げても押し目買いが入りやすい。

 また、1月30日早朝のFOMCも注目される。債券購入の100億ドルの減額が予定通り行われようであれば、ドル高展開からドル円が105円辺りで安定し、日経平均株価も落ち着くとみられる。

 リスクとしては中国が挙げられる。経済指標の不調や短期金利が乱高下していることが気にかかる。旧正月の休暇明けも金利の変動が激しい場合、日経平均が1万5000円を割り込む可能性もあるだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)