日経平均一時400円安、どう見る今後の相場展開・株式評論家 植木靖男

 海外ヘッジファンドの売り観測などを背景に東京株式市場は下げ足を強めているが、目先的にはいったんリバウンドに転じる場面が近いとみている。日経平均1万5200円台半ばがとりあえずの下値メドで、相場はいったん反転するが、その後売り直されて2月に再び下値模索の展開をイメージしている。その際には、昨年8月下旬、10月初旬と同様に26週移動平均線の攻防となり、水準的には1万5000円台を割り込む場面も想定される。
 中国の景気減速懸念に端を発しているかどうかは分からないが、米国株市場の調整色が強まっていることは確かであり、日本株もその影響を受けそうだ。米国の企業収益が思ったほど良くないのが気にかかる。2月上旬に期限を迎える債務上限引き上げ問題も波乱要因だ。
 ただし、日本株の下げは企業業績回復への期待が強く、米国よりは浅いものとなるだろう。また、もう少し視点を引いて中長期波動でみた場合は、昨年6月以降のアベノミクス相場第2幕の途上にあり、上昇トレンドそのものが崩壊するとは思っていない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)